ひとりたのしむうた

独楽吟 福井に生きた幕末の歌人、橘曙覧が詠んだ52首の連作の歌。 「たのしみは~とき」の形で詠まれています。 私も日々の生活の中で感じる楽しみを言葉で紡いでみたいと思います。

2020年04月

たんぽぽの綿毛 & 鴨健在

昨日もすごい雨が降った。
雷も鳴ってたたきつけるようなふりかただった。近い地域では、雹が降ったらしい。不安を煽るような降り方はやめて欲しい。
ただでさえSF映画を見ているような信じられない事態の中にいるんだから。生まれてこの方こんな不安なことがあっただろうか。地球規模の不安。過ぎ去ったとしてもまだ残る不安。
不安が大きすぎると現実感ないのね。
その鈍感さを武器として気持ち切り替えて明るいことを考えるしかない。

さぁ歩く準備をしよう。今日は寒いみたいだ。1枚重ね着。
周りが変に静かすぎて動く気が起きてこない。ええい!と起き上がる。

歩き始めると空は晴れ。家でうじうじしてたの忘れそう。
前を山鳩が歩く。
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先日の大雨をくぐり抜けたたんぽぽの綿毛、昨日の大雨には勝つことができなかったのだろうか。
すべて綿毛を散らしてしまっている。
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いや違う、種子を飛ばす準備が整ったんだ。時がきたの感じて雨に打たれて種を地面に戻したのね。

  たのしみは
   強き雨にも 耐え抜きて
   綿毛を散らす 日に至るとき


自然界はよくできている。この難しさをくぐり抜けて種をつなげていっている。
生きている、生かされていると言うのは簡単なことではないんだと思う。
でも新型コロナには、みんな負けないで生き残らなければいけない。細心の注意

鴨も元気な姿を見せてくれた。丸々と太って草むらのそばで二羽仲良く水辺を滑っていた。
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柿の木の新芽に青空、麦、つつじ、みんな平和。
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太陽が高くなり帰る頃私はあしながおばさん
おばん?
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我が家の花たちもがんばって咲いてくれています。

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岡江久美子さん訃報

岡江久美子さんがお亡くなりになられましたね。まだ63歳。お綺麗で飾らない人柄でコメントも楽しく大好きな女優さんでした。
初期の乳がんを克服されて、さあこれからと思われていただろうに、感染してあっという間に逝ってしまわれるなんて。
あまりに急で残されたご家族のご心痛はいかばかりかと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。
本当に怖い新型コロナ。出来る限りのことをして防御するしか手はないです。

昨日調子がよかったのとドラッグストアに行く用事があったので午後も歩きました
時間が違うと本当に景色が違います。体を動かしている人たちが多いです。
朝にはそれほどでもなかった藤の花が午後は重そうに垂れています

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なんと鴨を見ました。たった1羽だけど、とても素早い動きでした。
あれは巣で卵を抱いている雌を守っている雄に違いない。勝手にそう思っています。いつもあんなに素早く目の前を動く事は無いのにすごい勢いで草むらに隠れてしまいました。いくら近づいても追いつけないので小さな写真しか撮れませんでした。

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いつものルートとは違うのでツツジがここまで見事に咲いているとは知りませんでした。

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結果昨日は2時間2011.5キロのウォーキングをしたことになります。
晩御飯食べてすぐ眠くなりました。

  たのしみは
   視界超えたる 勢いの
   ツツジ緋色に 空碧きとき


今朝の散歩も快調。これはコデマリね。
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蓮の葉も水面を覆い尽くしてきた

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サニーレタスは収穫間近

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カキツバタ、ずいぶん勢いがいい。

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林の散歩道、上が126日の写真そして下が424日の写真です。

全く景色が違うわね。

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ちょっと足を伸ばして昨日のツツジもう一度見に行きました。

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最近マスクが手放せなくかけっぱなしのことが多いです。
耳の後ろが痛いと言う話をよく聞きます。この間テレビで食パンの封をしてあるプラスチックのあれ!
あれ!で頭の後ろまでゴムを回して耳でサポートしないようにしている映像を見ました。
それならと思いたち、家にあった15ミリ幅のゴムの両端にスカートのホックをつけてみました
マスクのゴムに通して頭の後ろでひっかければ耳には負担がかからない。主人は使うそうです。
耳が痛いと言っていた息子にも送ってやろうかな。さすが少しは若いので、嫌がるかな

「母の歌」

今朝のウォーキングはとっても平和でした。

なぜってカラスの声が近くで聞こえなかったから…。とってもスムーズにあるけて時間も短い。

5時20分位の空だけどもう昼間みたい。でもほかの鳥はいっぱい鳴いてたんですよ。

  ☆たのしみは
   鳥が切り裂く 静けさを
   ねぼけまなこに 喝はいるとき

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調子がいいのであまり写真もとらずに足早に歩きました。
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家に帰りついて裏庭に回るといつのまにかゆすら梅が実をつけていました。今年は豊作だ。
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今日の記事は私の思い出話で長く
なるので適当に読み飛ばしてください。

12年前に亡くなった母の思い出です。


母が存命中の20009月の話です。当時は母77歳。父も元気でいたころの話です。

昔ラジオで深夜放送というものがあって、リクエスト曲とお便りを受け付けていましたよね。

若かった頃私もリクエストをして自分の名前が読まれて曲がかかり、嬉しかったことを覚えています。


そんな若者向けのものでは無いけれど、母が深夜放送にリクエストをしたと私に話してくれました。

「ラジオ深夜便」という深夜放送で流れた母のリクエスト曲は「母の歌」、皆さん知っていますか?

私は何度も母が歌っているの聞いたことがあります。歌詞もおぼろげながら覚えていました。

放送では母のメッセージ全て読み上げてもらえたそうです。

記事全文を掲載します。

………………………………

それは昭和19年9月7日。

◯◯◯◯師範を出て2年目の私に、敗戦の色濃くなった世相を憂慮し、集団疎開(学童疎開)を開始する中、5年女子の疎開児童の担任として大阪府◯◯の方へ赴くよう命令が出たのでした。

独身で身軽ということもあったと思います。


現地では◯◯寺というお寺の親切なご家族のお世話になりながら本堂をお借りして学童18名と起居を共にする事になりました。

地元の方々も大変よくして下さいました。


◯◯寺の隣に、◯◯国民学校があり、午後から低学年の教室をお借りして授業をしていました。

時折ピアノをお借りして、五年生の教材の「牧場の朝」や「母の歌」などを歌ったものでした。

特に「母の歌」は心打つものがあったと思います。


戦時中、すべての物資が乏しい時代、やさしい肉親と引き離され、空腹に耐え、いつ終わるかわからぬ戦争を我慢し健気に生きてきた少女達。

誰に教わったのか、彼女達の間に割箸を三本ずつ使って二人が組みとなり寺の縁側で「こっくりさん、こっくりさん。戦争はいつすみますか?」とか「いつお母さんのところへ帰られますか?」等、占う遊びがはやっていました。

その時ほど、聖戦と聞かされていても憎らしく、子供たちが不憫に思われたことはありませんでした。


でも、「撃ちてし止まむ」や「欲しがりません勝つまでは」の標語を盾に叱咤激励し、或る日は「勝ちぬく僕等小国民、天皇陛下のおん為に….」と斉唱しながら

落葉かきに出かけたものでした。


その子供たちが「母の歌」をそっと口ずさむ時、父恋し、母恋し、望郷の念に心の中で涙ぐんでいたのでしょう。


私は昭和24年に教職を去りましたが、そんな子供たちも元気でいたら67歳になっているはず。

教え子の誰か一人でもあの歌を聞いて思い出を甦らせていてくれたらと思います。


集団疎開中「もし、敵兵が上陸して来たら」と案じた前方の海も今は一部埋め立てられ関西空港が出現。敵機ならぬ旅客機が飛来する世の中となりました。


けれど世界のどこかで、大人の利害で、罪のない子供まで戦火に巻き込む戦争が起こっています。

世の中から戦争をなくしたいものです。

………………………………

これが母のリクエスト曲が深夜放送に採用されたとき読まれたメッセージです。

この話には続きがあります。


その頃私は自分のホームページを作っていました。「母の歌についての母のメッセージ、感じるものがあって、放送を聞いた後の母の感想、

  「母の歌」の二番の歌詞
     母こそはみ国の力 おの子らを
     戦の庭に遠くやり心勇む
     雄々しきかな 母の姿

  は歌われずホッとしました。

を付け加えて、ホームページにアップしたのです。

まだ学校を出たての二十歳そこそこの先生が自分の年の半分ほどの児童を連れて疎開。
母もよくやったわ。10歳の子たち、我慢することは今の私たちの比ではなかったでしょう。


その後しばらくして、知らない方からホームページのフォームからメールが来たのです。

その頃はあまり悪質なメールとか気にしなくてもいい時代だったと思います。

「初めまして。突然メールを差し上げて申し訳ありません。◯◯県の◯◯に住む◯◯と申します。

実は「母の歌」について調べていたところ、チーサンのHPにたどり着き、お母様の随筆を拝見させて頂きました。私が小学生3年生の時、60過ぎの先生が教えてくれた曲で今でもメロディーは口ずさめます。

突然のメールで、しかもお願いのメールで申し訳ないのですが、この「母の歌」の歌詞1番と3番を、もしお母様が覚えていらっしゃったら教えて頂けないでしょうか?

唱歌などの楽譜を探しても「母の歌」が載っているものがなく、どうしても歌詞を見つけられずに困っていました。

祖母の誕生日に(93歳)、みんなで歌ってあげたいと私の母が言い出しまして・・・。もしお母様が歌詞をお覚えでいらっしゃたら、ぜひとも教えて頂きたいのです。

あつかましいお願いを突然差し上げて申し訳ありませ ん。」

こう言うメールでした。
とても雑なつくりの私のホームページで、よくあの「母の歌」の記事にだどりついてくださったと思いました。

もちろん返事を出しました。


「メールどうもありがとうございます。

仕事から帰ってきてメールを見て、とっても嬉しくなって大阪にすむ母にすぐさま電話をして聞きました。(私は〇〇に住んでいます。)

母は今、77歳ですが、私が子供のころに折りあるごとにこの歌を口ずさんでいました。

だから断片的に私の心にも残っているのです。

母は、「合っていると思うけど...。」とか「どういう字を書くのか解らない...」とかいいながら記憶をたどったのが下の歌詞です。

間違っているかも知れませんが、もし、93歳のおばあちゃまが、この歌をきいて正確な歌詞を思い出されるようなことがあったら教えてくださいね。


母はあの文章をラジオに投稿したあと、何人もの方からお便りをいただいたそうです。

それほど心に残る歌と、状況だったのでしょうね。


母の歌 野上弥生子作詞、下総皖一作曲

母こそは 命の泉 いとし子を

胸にいだきてほほ笑めリ 若やかに

うるわしきかな 母の姿


母こそは み国の力 おの子らを

戦の庭に遠くやり 心勇む

雄々しきかな 母の姿


母こそは 千歳の光 人の世の

あらん限り地に映ゆる 天津日なり

大いなるかな 母の姿         (違っているかもしれません)      


それでは、おばあちゃまのお誕生日かいい日になりますように....。」と

その後丁寧なメールが送られてきました。ご自分の思い出話が綴られていました。
その思い出も「母の歌」にまつわるものでした。


片付けモードで古いはがきやノート整理していたらこの時のメールのやり取りを印刷したものが出てきたのです。多分母に見せたんでしょうね。

このやり取りは2000年、平成12年のお話と申しました。

そのころというのは、Windows 95が発売され、パソコンが一般に認知され始めて5年。
2000年問題なんていうのもあったなあ。
みんながパソコンに夢中になっている頃の、のどかなオンラインでのつながり
のお話です。

  ☆たのしみは
   記憶の彼方の 思い出の
   捨てきれぬ
箱 見つけたるとき

  ☆たのしみは
   母口ずさみ 吾唱和
   記憶かすかに 引き出せるとき




おうちでできる事

自粛ムードも定着してきて、テレビでもおうちで楽しめるちょっとした小技をやってたり、オンライン○○なるもので離れていても繋がっていると言う意識を高めていたりします。
1人で家にこもっていると、またそれが長引くと精神的に不安定になると言うのは当然のことですよね。
そんな時ネットのありがたさを身に染みて感じます。
ずっと継続して毎月行っていたボランティアのパソコン講座、密を避けるため、また会場の確保ができないため開催することができません。
培ってきた絆や、学習意欲がここで削がれてしまうのはもったいない。
パソコン初心者の方もいるのでオンライン講座にもっていくのはまだ無理。


そこで私はブログを使って、日々ちょっとしたお勉強できる記事を載せるということを提案しました。
質問はコメント欄ですれば良いし、それにお返事もできる。
お試ししてうまくいけばブログ講座できるかもしれない。
いつまで続くかわからないこの騒動。工夫すればおうちでできる事は結構あるんだと思います。

曇り空のウォーキング。桜は終わったけどいろんな植物が芽吹いています。
ふきのとうの群生していた場所はフキの葉っぱが広がっています。
すぐ美味しそうと思ってしまうところは
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次はたけのこ。頭の先をちょこんと出しています
言わずもがな

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久しぶりに勝手に標本木の幹を見に行きました。艶やかな幹、健在です。
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今日も鴨は見られなかった。足元の良い時自然公園の方見てきます。

本当にいろんな花が咲いています。名前がわからないのがほとんど。
この間からなんだろうと思っていた白い花、栗の花だと今日わかりました。スマホの力はすごいわ。
ちなみに「白い花 毛虫みたい」で検索しました。
コラージュにしてみました。

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  ☆たのしみは
   花育てたる ひと想う
   沈むこころの 励まさるとき 

それとyoshiko🌹さんからいただいた絵手紙の素晴らしさは昨日のブログに書きましたが、絹貼りの用紙の光沢とそこに描かれた墨のあと見ていただきたく超アップにして撮ってみました。

墨の濃淡が綺麗ですね


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生きる力がある がんばる

yoshiko🌹さんからまた絵手紙送っていただきました。
今の日本にエールを送る言葉
皆さんにも見ていただきたくて許可をいただいてアップします
墨の濃淡と差し色が素敵ですね。

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  ☆たのしみは
   友の便りの 墨のあと
   生きる力の 滲みたるとき

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